FOMA(チェコ)
FOMA
1921年にFOTOCHEMA Ltd.として設立。当初は乾板と処理液の生産から始まった。その10年後モノクロペーパー,1年後にはモノクロロールフィルムの生産を開始した。
1949年に国営企業FOTOCHEMAとなった後は,Xレイ(レントゲン)フィルム,モノクロポジコピーフィルム,工業用モノクロ印画紙,モノクロリバーサルフィルム,カラー印画紙,カラーネガフィルム,カラーリバーサルフィルムへと製品を拡大した。
1990年以降は大変革をし,モノクロ感光材料を主体に生産を続けている。
現在はFOMA BOHEMIA spol. s r.o.として従業員数400名規模の企業。他社との競争に耐えうる新世代の材料を開発するために最大限の努力をしている。1997年9月にはISO9001を取得。
現在の主要製品は以下のようになる。
アマチュアとプロフェッショナルのためのFOMAPANモノクロフィルム,そしてFOMASPEEDモノクロ印画紙(号数紙,多階調紙),FOMABROMモノクロ印画紙(号数紙),FOMATONEモノクロ印画紙(温黒調)医療用がある。
MEDIX Xレイフィルム(医療検査用),INDUX Xレイフィルム(工業非破壊検査用),インクジェットプリンタ用紙,特殊用途として放射線測定用フィルム,航空写真用フィルム,サーベランスフィルム,タコグラフ用記録紙,その他の化学製品などをラインナップに揃えている。
(FOMAのサイトのAbout usより要点抜粋)
FOMAのサイトに行けばFOMAPAN100,200,400, そして印画紙各種の英語表記のデータシートをpdfファイルで見ることができる。このあたりはFOTOKEMIKAよりも親切だ。
FOMAのフィルムの中で比較的珍しいものとしてFOMAPAN R100がある。モノクロのリバーサル用フィルムだ。アグファにScalaという反転用フィルムがあったそうだが今は既にない。Kodakにはまだモノクロ映画用のフィルムは存在しているようだが。
反転処理はdr5という特殊な処理が必要で,ラボに依頼するとすれば世界中でもう米国デンバーのここでしかやっていないらしい。
もし自分でやるならKodakのDirect Positive Film Developing Outfitというキットを使えば出来るらしいがかなりめんどくさい模様(フィルムは普通のフィルムでOK)。
面白いのは他社の製品に類似する自社製品を紹介するpdfファイル。他社で無くなってしまった製品の代替品を探す際に便利。
FOMAのフィルムはOEM供給されていることで知られている。FreeStyle等で売られているハウスブランドのArista等はFOMAのもの(も含まれる)であると言われている。特にAristaのシートフィルムは安いので日本でも大判ユーザーに人気があり,その性能は実証済みだ。
印画紙の方はハンガリーのFORTEが無くなってしまった今,FOMAの印画紙の人気はさらに高まっているのかもしれない。
FOMAの製品は日本では近代インターナショナルが扱っており,大きなカメラ屋の量販店でも普通に求めることが出来る。